親権の一時停止制度

〜親子関係の再統合を期待〜
(BAN2011年8月号掲載)

親による子供の虐待事件が後を絶たない中、親権を最長2年間停止できる制度の導入等を定める民法等改正法が成立した(平成23年5月27日成立、6月3日公布、法律第61号)。親権を「喪失」させる従来の制度は、そのインパクトの大きさから親子関係の修復を難しくしかねず、現場で敬遠されてきた。親権を一時的に「停止」させるソフトな制度が導入されることで、親子関係への介入に対する躊躇が和らぐことが期待される。

改正法は、公布から1年を超えない範囲内の政令で定める日に施行される予定です。


戻る

▲Homeへ
BAN (C)教育システム