警察動物園


今回ご紹介する動物は“馬”です。

ここは、とある大都市圏の参事官室です。「馬」幹部である参事官に、担当管理官と補佐が本庁通達に基づく新規事業の説明をしています。

【管理官】私としましては……と考えております。
【参事官】そのようなことが本庁通達のどこに書いてあるのだ。君の勝手な考えだろう。根拠は何かと聞いているのだ。
【管理官】文章になっている根拠はありません。
【参事官】それじゃあだめだ。俺の考えていることは違う。
【管理官】なぜですか? 本庁の担当補佐がいいと言っているのですよ。コンセプトの話をしているのですから、文書に書いてなくたっていいじゃありませんか。
   ●
   ● ≪中略≫
   ●
【管理官】昨日は、私の説明が悪く、申し訳ございませんでした。実は、全体像を示すとこのようになっておりまして。
【参事官】そうだよ。俺の考えているのはこういうことなのだよ。
   ● ≪中略≫
【補 佐】管理官。昨日と全く同じことを言ったのに、なぜ、参事官は了解したのですか。
【管理官】「馬の耳に念仏」という諺どおりです。頭が固まっている人に、いくら優れた理論を聞かせても無駄だから。それより、先に出口を知らせた方が早いのですよ。
【補 佐】……?


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