警察動物園
ｽｶﾝｸ
◆今回ご紹介する動物は“ｽｶﾝｸ”です。
ここは、とある県警察本部の犯罪抑止対策室。
A警部は本庁通信部のB補佐と実務的な話し合いを始めました。
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● 前略
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【A警部】本庁から示された通達の内容は知っていますが、われわれにはﾃｸﾆｶﾙなことは全く分かりませんし、いまからでは予算もどうなるか分かりませんね。
【B補佐】もちろん、ﾃｸﾆｶﾙな部分はお手伝いさせていただきます。ただ、私どもは国の機関ですから、県警のほうで予算を獲得していただきませんと、どうにもなりません。
【A警部】うーん。それで効果はあるのですかね。
【B補佐】それは、やってみなければ分かりません。
【A警部】効果がないのでは、面倒……くさいだけですね。
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● 中略
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【B補佐】可能な限りご協力はしますが、先程から申し上げているとおり、私どもは国の機関ですから、県警の体制に組み込むことはできません。
【A警部】そうですよね。面倒……くさいな。
【B補佐】いい加減にしてください。さっきから「……くさい、……くさい」ばかりで、ｽｶﾝｸではあるまいし。
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