警察動物園
「猿山のボス猿」


今回ご紹介する動物は“猿山のボス猿”です。

ここは、警察庁のとある出先機関。猿山のボス猿が出向を命ぜられ着任した部署での出来事。

着任早々、先任者になにやら文句を言っています。
先任者も当然、県から選ばれて出向してきた人です。温厚な性格なので対照的な会話になっています。

【ボス猿】先輩。あんた何を考えているのだ。所属長たる者は、自分の意見を通すため相手とけんかをしたって言いたいことを言わなきゃだめなのだ。
【先任者】そうは言うけれど。ここは各県から優秀な人が集まっているのだ。それぞれ考えてやっていることなのだから、こんなことでいちいちけんかをしていたら笑われるぞ。
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【ボス猿】本当にあんたは頭が悪いな。よくそれで警視を何年もやってきたよな。
【先任者】分かったよ。みんなで検討したけれど、もう一度考えてほしいと伝えるよ。
【ボス猿】最初から素直に行けばいいのだ。ばーか。
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【先任者】いろいろ説明したら「そっちの考え方がおかしい」と言われたよ。
【ボス猿】相手が警視正だからといって、のこのこ引き下がってきやがって。何でけんかをしないのだ。
【先任者】だったら。けんかをすれば解決するのか!
【ボス猿】まったく。どうしようもない馬鹿だな。もういいよ。

翌日、先任者は、思い余って部長に相談したところ、部長から「それでは、こうしなさい」とアドバイスを受けました。
当然、ボス猿はこう言いました。「それは名案だ」

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