■台湾で現在「義愛公」という名前の神様として祀られている日本の警察官は、誰でしょうか。

→答え
森川清治郎巡査です。
明治３０年、森川清治郎巡査は、台湾南西部の台南州（今の嘉義県）の派出所に着任しました。派出所の隣に寺子屋を設け、自費で教師を雇い、村人たちに無料で読み書きを教え、さらに成績優秀者には、これも自費で賞品を用意するなど、教育の普及に努めました。また、自らも泥まみれになって農業技術改良の指導をし、貧しい者には物品を恵んで苦労をねぎらったり、病人が出た際は、医者や薬の手配をするなど、着任地の村の発展と人々の安寧のために全身全霊を傾けたのです。

……続きは５月号特集「外国人から見たニッポンのケイサツカン」でどうぞ。


■ロシアマフィアが日本で最も力を入れている闇ビジネスは何でしょうか。

→答え
カニの密漁です。
ロシア水域の海洋生物資源の密漁は大量に行われています。ロシア連邦漁業庁の計算によると、海洋生物資源の密漁による損害は、2010年で25億ドルに上っています。このうち極東地域の割合は40パーセント以上です。また、この地域の密漁の60パーセント以上が、高級ガニです。今日、日本の市場に流通しているカニの約8割が密漁によるものだとも言われており、カニビジネスの収益性は、石油業者と双璧をなすほど大きいとも言われています。

……続きは５月号シリーズ連載「日本で暗躍する外国人犯罪組織【第１回　ロシア】」でどうぞ。


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